こしきの…今日 ✽風と付き合う✽
- koshikino-yado
- 2018年12月15日
- 読了時間: 1分
海に囲まれた甑島の中でも、「こしきの宿」がある里町の集落は本土側の東の海
と西側の海に挟まれてトンボロ地形(砂州)の上にあり、最も狭いところは直線で
約300m位です。12月~2月は北西の季節風が砂州の上を吹き抜けるため、温
度計の気温よりも4~5度位は低く感じられます。

▲海抜3~4mの砂州を季節風が吹き抜けていきます。
島の生活は風と上手に付き合うことも大切です。

▲四方に根を広げ風にも負けない風貌のアコウの木
夏の台風の強風には、石垣の玉石を抱き込むように根をはるアコウの木が人家を
守る風景が至る所で見られましたが、今では写真のような風景も少なくなっています。

▲里港近くの松原交差点も名前の通り松林の交差点です。
これからは西の海から吹く北西の風と付き合うことになります。砂州の両側の東
・西海岸には松が植栽され、10m以上の松林が防風林として機能し、時々小型の
台風並みに吹く季節風を和らげてくれる中で島の生活が営まれています。

▲10m以上の松林が続く西の浜海岸
強風で飛ばされた松葉やビニール袋が散った海岸通りは、毎月行われる海岸清掃
で綺麗になり、こんな活動も40年以上続いています。