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こしきの…今日 ✽玉石垣のある風景✽

  • koshikino-yado
  • 2019年1月12日
  • 読了時間: 2分

 島の中でも上甑島の海岸線の特色として玉石の海岸線が多いことです。下甑島より入組んだ海岸線が多く、山裾が波で削られ、崩れ落ちた岩は入組んだ湾へと海流で運ばれるうちに角が取れ、丸みのある玉石の海岸が形成され、その中でも代表的な玉石の海岸が約4km続く「長目の浜」です。

 上甑島の中でも里町は集落を挟むように東西の海岸が玉石の海岸で、手軽に玉石を確保できたことから宅地の周囲を石垣で囲んでいる家が多いのも里集落の特色です。また、海岸に近い家は防風対策として高めに石垣が積み上げられています。​

 里港に降り立つとみなと公園の整然と積み上げて上げられた玉石垣に迎えられ、港から4~5分歩いた里小学校の正門も大きな玉石の石柱が島らしさを感じさせてくれる風景です。

 集落内を散策すると石垣の中に「石敢當」の石碑が組み込まれた場所があります。

 集落内を徘徊する魔物は直進する性質と言い伝えられ、丁字路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられていることから、魔物の進入を防ぐ魔除けとして設置されているものです。鹿児島・沖縄県内で見かける光景で、里の集落内の丁字路にも大小様々な石敢當があります。場所によっては自然石を置いてある所もあり、散策の途中に見つけてみてください。

 また、道路から宅地内の様子が見えないように内側にも石垣があり、目隠しの役目も担っています。一説には門口から一直線に宅地内に入ってこれないために、石積みが作られていると言われています。島の生活を感じる玉石垣のある里の風景を見に来ませんか。

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