こしきの…今日 ✽漂着物アートにほっこり✽
- koshikino-yado
- 2019年2月25日
- 読了時間: 2分
里町はトンボロ地形(陸繋砂州)の上に家が建ち並び、町の東西を海に
挟まれた地形になっていますので、海岸線に打ち寄せられる漂着物も多く、
特に町の西海岸側(写真左側)は、北西の季節風で運ばれて来る漂着が増え
て悩みの種となっています。

自然と共存することで島の生活が成り立っていますので、里町では毎月
第3日曜日に地域総出での海岸清掃活動が50年以上も続いています。薪
で風呂を沸かす頃は、流木を拾って薪として使ったり、打ち上げられた藻
を畑の肥料として使うなど上手に漂着物を利用していた時代から、今はプ
ラスチック類が増え、簡単に処理できない厄介物となっています。


漁業で使用するブイもプラスチック製品に変わり、形や大きさが異なる
ブイが漂着します。絵心のある人が絵付けするとほっこりするアニメのキ
ャラクターに変身、心癒されるアートになります。また、少しカットする
だけでプランターとして花いっぱい活動にも役立つ道具として生まれ変わ
ります。


町中を散策すると庭木に海岸から拾ってきたブイを吊り下げ、根元には
サンゴやガラス玉を置いたアート作品にも巡り合います。

「こしきの宿」では玄関前に大きなブイで作ったカエルのポストが、宿
泊されるお客様を暖かく迎えてくれています。漂着物のアートとの出会い
を求めて散策するのも、島旅の楽しみになります。
《こしき旅フリーチョイス》
◆冬の甑島、ふれあいの旅お待ちしております。◆